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読書は好きですか

あなたのインプットは間違っていた

今回紹介する本は
山口真由著
思い通りに伝わるアウトプット術

今回の本から得たこと

  • インプットは正確性が一番
  • アウトプットが下手なのは
    インプット時に決まっている
  • 聞くは話す、書くと同じ
    アウトプットのスキル

 

こんな人にオススメ

  • 学生時代は優秀だったけど
    社会に出て悩んでる人
  • 頭でってかちになりがちな人

 

はじめに

社会人生活はアウトプットの連続です。

ビジネスシーンでは、
企画、報告書、プレゼン、メールなど
自分が持っている情報を
誰かに伝えなくてはいけません。

なので、
的確なアウトプットが
成果に直結していきます。

多くの人は
インプットはできると思いますが、
それをどう使ってけばいいのかが
わからないと思います。

それには、
恥をかきたくない、
不正確なことを言いたくない、
どの分を
切り出して言えばいいかわからない、
反対されたら詰まってしまう、
などの関門が
立ち塞がってしまうからです。

この関門をどうすれば、
解決できるか説明していきます。

【目次】

アウトプットが
成果を決める

では、まずなんで
アウトプットが下手なのでしょうか。

それは、
アウトプットの回数が少なくて
アウトプットの力が低いからです。

なぜなら
学生時代の成果といえば、
テストだけです。

テストは一回で完璧を求められます。

それが枷となって、
年に数回の経験となってします。

しかし、
社会に出ると
常にアウトプットが続きます。

そうすると、
失敗して立ち直る前に
次が来ることになって、
結果失敗してしまいます。

次が来る前に立て直す時間を
作ればいいんだと思われますが、
1つ1つ手間暇かけて
成功する時間はないですよね。


では、
アウトプットに必要なこととは
なんでしょう。

意識を変えることが
ポイント
です。

1回で出来て当たり前、
出来ないのが悪いと
思ってないでしょうか。

これが間違いです。

完璧なものを出すのは
当然ですが、
時間内なら
不完全で何度も出すことで
確実なゴール達成に
つながる可能性が高くなります。

ですが、不完全なものを出すことに
抵抗を感じてしまいますが、
評価される機会が増えます。

打席が多ければ、
その分打率は上がります。

プロの野球選手でも
通年試合でてる選手は、
打率は3割超えれば、優秀です。
(1試合4回打席に立って
1回打てば十分です。)


打席の数が少なくて
打率がよければいいですが、
多くの人は1打席0安打になってしまいます。


なので、アウトプットする前段階として
チャレンジしただけで
80点とった
と思いましょう。


打席に立つことを避け続けてしまうと、
失敗するのが怖くなって
チャレンジすることをやめてしまいます。

なので、もっと打席に立って
失敗への耐性をつけていきましょう。


また、
アウトプットすることが苦手な人は、
事実を淡々と
説明することが望ましい

です。

アウトプットといえば、
自分の意見を
カッコよく披露するものだと
考えがちです。

しかし、
自己表現できる程度になってしまいます。
また、自分の知識量以上のことを話せば、
図々しくも見えてしまいます。


そのため、
自分を大きくみせずに、
知っている事実関係を分析して、
発言の過程を示す
と説得力があると判断されます。


無理に知ったかぶりしないでも
ありのままを伝えるだけで十分です。

インプットの技術

アウトプットする概念を
お伝えしてきました。

インプットするときから
アウトプットは始まっています。

アウトプットを意識すると
アウトプットを前提で
インプットを行えるようになります。

アウトプット前提なので、
インプットの仕方が
ゴールに合わせた形に変化します。


しかし、
ここで注意することがあります。

それは、
詳しくなりすぎないこと
です。

インプットが楽しくなって
ついつい情報過多になってしまいがちです。


持ってる情報は言いたくなるのが人間です。

買い物に行って、
店員があれこれ言ってきたら
邪魔なのと同じです。


詳しくなることはいいことですが、
相手のニーズを読む目は
曇らせてはいけません。


他にもインプットする知識を
自分自身と結びつけること
も大事です。

自分の経験と関連性を持たせると、
伝える時に
味気のあるものになっていきます。

しかし、自分のことが多くなると
主観に傾いてしまい、
情報の正確性が落ちます。


お姉さま方の井戸端会議って
こんな感じじゃないですか?
”どこの誰が〇〇なのは××だからだと思うの”
ほぼ主観で話は回っていきます。

なので、
情報の正確性を保つなら
主観は3割程度に修めることを
オススメします。


インプットには自分の軸が必要です。
乾いたスポンジみたいというと
いい意味で受け取れます。

言い方を変えると
方向性がない人とも取れます。

そうならないために、
自分なりの仮説や見解を持つのです。

経験値や感覚と
照らし合わせ見ると分かります。

”〇〇だと思ったな、××だような”
とどう考えてきたかがわかってきます。

感じたことを
さらに深掘りしていくと
関心の場所が見えてくるので、
非常に大事です。


ですが、
関心事だけインプットするのは
偏った価値観が作られる危険性があるので
注意が必要です。

SNSで繋がっている人や得る情報は
同じようなものになってしまいます。

そのため知らず知らずに
自分と違う意見を排除していき、
違う意見の人を攻撃するのです。

防ぐためにも、
意見の違う人の意見も大切になってきます。

聞く技術

聞くことは
インプットだと思いますよね。

ですが、
一番早いインプットなのです。

話すことは、
自分の考えを明確にすればできます。

しかし聞くというのは、
相手ありきの受動的なものだと
思っていると間違えです。

”話を聞く”だと受け身ですが、
”相手が話す”だと能動的なものになります。

主語が違うだけ一気にアウトプットぽくなりました。


ですが、
話すことは、聞くことより
難しいのも事実です。

他人の思考の中に
入り込むことなので、
相手の考えを引き出し、
理解する高度な技を
持っていないと出来ないものだと
思いますよね。


それでは
相手が話したくなるには
どうしたらいいでしょうか。
関心を全身で
示す姿勢を持つこと
です。

これだけで、
人は嬉しくなり話し出してくれます。

その姿勢は3つです。
目を合わせる
うなずく
あいづちをうつ
です。

この3つを抑えておけば、
とりあえず大丈夫です。

聞いてるように見えるので、
相手が話たいと思えばいいのです。


そして、
聞くことに慣れていない人に
オススメの方法は、
オウム返しすることです。

繰り返すだけで
会話がスムーズに回っていきます。

余計な言葉を使わずに
言われてたキーワードを使うことで、
聞いていると思われます。

慣れてきたら、
予備知識も織り交ぜていくと
新たなキーワードを
連想してくれるので話が進んでいきます。

書く技術

1番のアウトプットの方法といえば、
書くだと思います。

話すよりも楽なので、
行いやすいものですが、
どうやって書けばいいのか悩みます。


白紙の紙を見ていても
何も浮かんできません。

悩んだら何か文字を書いてみると
苦しさが消えます。

1文字でもアウトプットすると
書いた文字を見て思考が動き出しいきます。

より思考を進めるために、
頭い浮かんだことを
書き下ろしていきましょう。

こうあるべきだと
考えることが思考を止めてしまいます。

赴くままに書くことで
頭もスッキリするので、
試してみて下さい。


挑戦しただけで80点です。

気楽に書く機会を多くすれば、
苦手意識の払拭にも繋がっていきます。

1回目から賞が取れる人は稀です。

どんどん書けば
いい文章が書けるようになります。


書くことに慣れてきたら
他人と差をつけるものが欲しくなります。

3つのテクニックを
意識すればいいと思います。

  • 文章をカラフルにする
  • 言葉のリズム
  • 無理にカタカナ語を使わない

です。

文章は2つに分かれます。

読む相手が特定できるものと
不特定多数に向けて発信するものです。

読み手が特定できるものなら、
誰が読んでも同じ意味で
伝わらないといけません。

ですが、
不特定多数に発信するのであれば、
読み手が最後まで読むとは限りません。

なので、
フックになる工夫が不可欠になってきます。


エピソードが豊かな文章が
面白い文章とさています。

具体的なイメージができるものに
人は感情移入していきます。

なので、軸となる部分と
関連するエピソードだといいです。


言葉のリズムは大事です。
全体のまとまりもですが、
一文ごとの長さも重要になってきます。

”〜で、〜であり、〜だから、………。”

何が言いたいか分かりません。

とならないように、
接続詞を何度も使わずに、
パッと終わるようにしましょう。

話す技術

聞く、書くときたら話すです。

話すは常に行っています。

書くことと違って
発信したことが瞬時に
伝わってしまいます。

1つの語彙のチョイスを間違えただけ、
大事になります。

そうならないためにも
アンテナを貼って使い方をみていきます。


また、内容以外にも
チェックする部分があります。

仕草、口癖、服装の
ビジュアル要素が重要になってきます。

内容が良くても、
クセを感じると気になって
どうでも良くなってしまいます。


端的に話すことが
ビジネスシーンでは多くあります。

ですが、話が下手な人は
話を簡潔にまとめならない
話に無駄が多い
要点をまとめられない
などの悩みを持ちます。

発言の限度は1ターン長くても1分です。

超えないようにするには、
自分の意見根拠が
1セットにすると簡潔にすみます。

ちょうどいい長さですし、
発言に信ぴょう性が生まれます。


伝える時にも注意が入ります。
特に

  • 自分の得意分野
  • 緊張していいる時
  • センシティブな話

は注意が必要です。


得意分野を話す人は大概興奮してます。

周囲との温度に差が
生まれているオタクを
見たことあるでしょう。

こうなると聞き手は恐れを感じ、
バリアを貼って効かなくなってしまいます。


センシティブな話は気遣いが必要です。

相手の思想、信条によっては
反感を買うことになります。

話題になっても事実だけを確認して、
触れないことが吉です。

まとめ

アウトプットが苦手なのは、
今まで、積極的にしてこなかったからです。

しかもインプットで詰め込んできたのに、
使うこと機会が少ないことも原因です。

そのため失敗を恐れて
行動に移すことができなという
無限ループに突入します。


自分でコントロールできることは
思いのほか少ないのです。

コントロール出来ない事実を受け止めて、
数撃てば何発かは中心に当たります。

外れた分だけ何が悪かったのか
PDCAを回す機会がやってきます。


インプットとアウトプットは
表裏一体のもの。

自分の価値観の軸を決めて、
何を入れ、何を省くかを見極める



山口真由著
思い通りに伝わるアウトプット術
でした。