たそ図書館

読書は好きですか

人生戦略考えたことありますか

今回紹介する本は
伊藤元重
人生で大切なこと

今回の本から得たこと

こんな人にオススメ

  • 人生に悩みがある人

感想

長年教授として
活躍している著者が経験したことや
読んだ本の内容を中心に書いた、
講義の話をまとめたようなものに感じです。

人生を生き抜くことを考える時に
基盤となる本になると思います。

そして、
人としてのステップを踏むために
知的活動を行うことで、
人格形成になっていくと思います。

はじめに

優秀な人が
幸福の人生を送っているとは限りません。

著者がハーバード大学ビジネススクールで講義をした卒業生の中には、
大手企業の重役になっている人もいます。

しかし、
悲惨な人生を送ることになった人の方が
割合として多くいるようです。

その理由として、
人生の戦略を誤ったからだと著者は、
推測しています。

これは、優秀な彼らだけでなく、
私たちにも言えることですが、
人生の戦略とは、
ビジネス戦略の基本と
変らないという

ことです。

ビジネスの戦略と合わせて、
確認していきましょう。

【目次】

人生の戦略を考える

まず、ビジネスの戦略とは、
2つの原則で成り立っています。

  • ミッション、ビジョンを持つ
  • 将来には不確実性があることを知っておく

です。

ゴールを持つことは大事なことです。

会社でもミッション、ビジョンが
確立されています。

目的意識や行動指針として使われます。

この2つが曖昧だと、
何をすればいいのかがわかりません。

何かトラブルが
発生した時の判断基準になるからです。


そして、
ゴールは決して一本道ではない
ということです。

ゴールに進む上で
順調に進めるとは限りません。

予期しないことが
起こることを前提にすることが
基本になります。


この基本姿勢を守りながら
柔軟な対応をすることが
ビジネス世界を生きていくコツです。


この戦略論を自分の人生に
活かすことができればいいのですが、
実際にやろうと思うと難しいものです。


家族の時間を作りたいの時間が取れないとか
ジムに通いたいけど行く時間がないとか
などなど目標があると思います。

しかし、この目標よりも
入ってくる仕事を優先してしまい、
自己投資に失敗してしまいます。


自分がやりたいことを
常に見つめ直す時間が大切です。

見つめなおすことで、
自分の弱点を知り、
戦略的な行動をとることができます。


各章で能力の鍛え方を考察していきます。

読む書く話すを鍛える

この3つは、分断されて考えられています。

しかし、これらは、 線で結ぶことができます。

まず、読むことですが、
読書の醍醐味といえば、
同じものを何度も
読めるということ

です。

共感できた本を厳選して、
自分の書棚を作ることで、
一生付き合えます。


そして、
難しい本と出会っても
2,3度読むことで、
前回わからなかった内容が
見え来ます。

何より難しい本を
全部読もうとしなくても大丈夫です。

1章だけとか時間がかかっても
読むことが大切です。


また、1日1冊読むことを目標にすると
本に触れる機会が増えます。

これには、2つのメリットがあります。

  • 速読が身につく
  • 本を読む習慣が定着する

ことです。


1日にという期限がつくので
集中して読むことができます。

また、本を読むことに抵抗がなくなり、
挑戦して行くことになると思います。


そして、欄外にメモを書くようにします。

こうすることで、
印象に強く残ります。

キーワードが明確になっているので、
思考を明確にすることができます。

他人に伝える時に自分の言葉として、
使うことができるので
自分の血肉となっていくのです。


なので、書くということは、
最良のインプットといえます。

思考が明確にするので、
頭を整理するきっかけを作ります。


他者と話していると
イデアが出てきます

ぽろっと出たワードが後で、
深い意味を持つこともしばしばあります。


このように、相互作用を起こします。

相手からの賛同や批判を受けることが
可能です。

相手の反応を確かめながらだと
言葉の選び方を考えます。

発想力を鍛える

日々、膨大な情報の整理することは、
多くの人の共通した悩みだと思います。

多くの情報から1つ処理してもまた、
新しい情報が蓄積されてしまいます。

たまった情報で、
今やるべき案件が
見つからなくってしまいます。

全部やらないといけないと
考えると心にストレスを与えます。


そこで、行うことは、
分類することです。

  • すぐに処理するもの
  • 資料として残す
  • やらない

です。

3つの分類に分けることで
ストレスを和らげることができます。


他にも、ToDoリストを使うことは
多くあると思います。

手元にある案件を書き出して、
10段階で緊急度をつけます。

緊張度の高い項目から
優先して実行可能です。

10個が全部10の評価を出すことは
ほぼほぼないでしょう。

上位の3つに絞ることで、集中力できます。

ですが、人生では予期しないものが突然やってくるものです。

ですが、
慌てずに順位をつけ直すと
対応することができます。


応用として、
コミットメントするのが大切です。

大事な用事など
先にスケジュール帳に書くことで、
他の仕事を入れることがなくなります。


次に思考法について考えてみます。

思考を巡らせる方法は
色々あると思いますが、
ここでは、2つ紹介します。

  • カフェに行く
  • 歩きながら

です。

カフェに行くと、
周りに人がいてザワザワしています。

騒々しいですが、
自分の世界に集中することができます。

また、
コーヒー1杯で長時間滞在できますが、
良心的に長くても2時間くらいだと思います


歩きながらだと思考が刺激されます。

色々なアイディアが浮かんでくるので、
思わぬ答えが見つかるかもしれません。

まとめ

人生は
ビジネスと同じステップを踏むくことで
進路を作ることができます。

なので、
根幹にあるビジョンを
しっかり持つといいでしょう。

この際に第一に考えるのは、
自分のことにして下さい。

仕事はやめてもなんとかなります。

ですが、あなたの生活はあなたのものです。

家族との時間、自分磨きの時間…
人それぞれですが、
仕事がメインにおいても
時間を圧迫するだけです。

手元にある案件が多いのであれば、
スケジュール帳に
大事な予定を入れておくと
予定に合わせて動くことになります。


人は、
講義を聞く本を読むことで
外から知識を習得していきます。

無数にある情報を仕入れ、
まとめることによって
自分の言葉として整理して発信することが
できます。

ですが、
それまでで終わってはもったいのです。

次の段階の
他の人と
ディスカッションやディベートをすることで
より深く考えるようになります。

多くの発言するより
多く吸収することができます。


人間は合理的に考えていても
非合理な行動をします。

ダイエット中にカロリー気にしないとか
試験前に勉強しないとか…
目先の誘惑に負けないために
コミットメントすることで、
制御することは可能です。


人生を乗り切るために
誰かしらロールモデルにして、
行動の指針にすると
いきやすくなるかもしれない。


今回紹介する本は
伊藤元重
人生で大切なこと
でした。