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応援は心のソリューション

今回紹介する本は
辻秀一
応援思考

今回の本から得れたこと

・応援は力を与え、心の状態をフローにしていく
・応援するとどんな時でも元気になる
・2つの脳の役割が行動を決める

応援される人の特徴

応援される人は、
総じて応援思考を持っています。

応援とは、
頑張って欲しいと応援の思考で見守ることで、
心の安定を生んでいます。

また、
応援しようと考えるだけで
エネルギーが芽生え、
応援思考によって、
元気な自分を作ることになります。

周りを元気にし、
人が集まってきます。


その結果
応援される人になり
人間関係が好転していきます。

応援される人は、
感情に支配されないので、
元気で成長しながら
結果を出し続けることができ、
仲間に恵まれる環境を作っていきます。

これは2つの法則が関係しています。
フォワードの法則
ミラーの法則
です。

馴染みのない
法則よりも聴きなれた言葉にすると
One for all All for one
情けは人のためならず
と言われるものです。

情けは人のためならずは、
情けは人のためにならないと
間違って覚えがちです。

しかし、本来の意味は、
情けを自分のためから
始めると人間関係に
善循環を生み出す

言葉のなです。

  ことわざ 効果
フォワードの法則 One for all All for one エネルギーを与えると
エネルギーが湧いてくる
ミラーの法則 情けは人のためならず 与えたらエネルギーが
周囲から還ってくる


また、
応援する時に重要なのが、心の状態です。

物事は大体、
脳が作り出し、
全身の機能を決めています。

ですが、
連結している心の状態によって、
身体的機能が活性化したり、
不活性化したりします。

これも昔から言われている、
”病は気から”
という言葉と関係してきます。
心の状態がよければ、
何事も順調で
ゾーンに入ったように
無我夢中で作業ができます。

しかし、
状況が悪いと
機嫌や体調が悪くなるだけなく、
ミスやトラブルの元になってきます。

  状態 効果
いい状態 フローな状態 機嫌がよく高いパフォーマンスを発揮、無我夢中
悪い状態 ノンフローな状態 機嫌や体調が悪くなるだけなく、ミスやトラブルの元

 

人間関係がこじれる理由

長い人類の歴史の中での悩みの原因は

  • 環境
  • 出来事
  • 他人

です。
環境対策をして生き抜き、
色々な出来事が起り影響し合い、
翻弄されてきた結果
人間の成長
進化の歴史
文明の発達

によって
不可能な状態を
乗り越えてきました。

しかし、
他人だけは
どんなに
成長しても、 進化しても、道具を作っても
解決ができなかったのです。

これには、
脳の種類が関係しています。

それは、
認知脳とライフスキル脳の2つです。

    • 認知脳
    • 外界に接着し、解決策を考え、

 

      行動をうながしていく脳



 

    機嫌の良さを作り出していく脳

 

  いい点 悪い点
認知脳 文明の進化の多くを産み出し実現した あらゆることに意味を持たせて区別する
ライフスキル 外界に依存することなく良いフローな風を吹かせる機能  


そして、
認知脳はよく暴走してしまい、
揺らぎ・とらわれの不機嫌な
心の状態を引き起こしていきます。

暴走した認知脳を
ライフスキル脳が
4つの役割で正常にしていきます。
そんな役割とは、

    • 意味づけの気づき
    • 外界への意味づけに気づき、

 

      意味という鎖から解き放たれる

 

    • 感情への気づき
    • 事実を受けてどう感じたか観察し、

 

      距離をとって眺めることで、

 

      漠然とした不安感から解放される

 

    • 知識の裏切りの気づき
    • 本来”こうするべき”だと

 

      知っているにもかかわらず、

 

      大した理由もなく裏切ること

 

    • 不快対策思考の気づき
    • 外界を変えようと

 

      考える・行動を起こす

 

    気にしないようにする・プラス思考を捨てる

 

人間関係を円滑にする7つの考え

    • 嫉妬より応援
    • 嫉妬は応援の反対です。

 

      エネルギーを相手から

 

      奪う思考ですから人間関係を悪化させます。



    • 文句より感謝
    • ただありがたいと考える



    • 人格と行動を分ける
    • 全ての人の助言を聞き入れる意識を持つ



    • 優劣より尊重
    • リスペクト思考を持つことで、

 

      相手にエネルギーを与える方向の思考がつく



    • 過去ではなく今に生きる
    • 過去にあったことを

 

      分析・反省して新たな行動に移すため、

 

      人間関係の悩みは過去によって形成されいます。

 

      なので、思考を今に集中することで、

 

      過去への思考に抵抗します。

 

      そのために真実


(外側にある事実+
認知・意味づけする自分+
感情を抱いている自分)

      に気づくことです



    • 謝り許す
    • これができないと

 

      過去にとらわれたまま生きることになり、

 

      出来事や意味が重荷になっていきます。

 

      なので、手放すことで、

 

      許すと対人関係が良くなり、

 

      謝ると重荷を捨てることができます。



    • 出来事より時間で区切る
    • 出来事が起こる→認知脳が働く

 

      →意味付けをする→感情が生じる

 

      →状態で行動するの連続です。

 

      構造を断ち切る自分を作らないと

 

      人間関係の改善はできないません。

 

      なので、時間で区切ると宣言することで、

 

      出来事と関係なく

 

    ゆっくりと時間が流れていることに気づきます。

 

応援は自分を元気にする

元気になるためにも
与える側にならないといけないのですが、
どうしても、
与えられるのをまってしまいます。

それだと与えられても
安定的にフローにできないだけでなく、
自分の機嫌を持っていかれるリスクがあります。

なので、与える側になると、
相手の喜ぶ顔が見たくなるので、
相手も自分も機嫌をよくすることができます。

この際に与えるものは、
モノやお金と言った有機物でなくても
幸せ・喜びなどの無形なエネルギーです。

そんな与える
一番の王道は応援思考です。

ですが、
無理に5W1Hで考えると難しくなるので、
どんな些細ことでも
感じたこと伝えていきます。

なので、
自分がご機嫌になれば、
与える側になるので人が集まってきます。
自分から始まったご機嫌は、
空間を作ります。

そうすると、
作り上げた空間に
集まってきた人に
ご機嫌は伝染していきます。

しかし、
ご機嫌より不機嫌の方が
伝染力が強いので、
ネガティブスパイラルな
空間を作り出します。

そうなると、
誰かが始めないかと願ってしまいます。

周囲を変える7つ原理

    • 期待は不機嫌の芽
    • 期待とは、

 

      勝手の同意語で

 

      相手を勝手に枠組みして

 

      あることないことを望んでいる状態です。

 

      そうすると

 

      周りや自分を

 

      ノンフローに導いていきます。

 

      愛ではないので、

 

      相手をおりに閉じ込める思考です。

 

      応援と違い

 

      相手が主役なので、思うだけでなく、

 

      相手にしっかりと

 

      思考を伝える必要があります。



    • わかってあげる
    • 私たちは、

 

      自分の存在を

 

      主張するための本能的行為として、

 

      わかって欲しいと思っています。

 

      なので、

 

      わかってもらえないと

 

      自由が束縛された気持ちになります。

 

      ですから、

 

      わかろうとする姿勢を持つことで、

 

      相手は

 

      わかってもらえたという

 

      安心感と満足感でフローな状態になります。



    • 見通してあげる
    • 時間の幅を持って判断して欲しいです。

 

      時間軸の前後の配慮することで、

 

      その瞬間の結果や状況だけで

 

      判断して意味づけして評価しなくなるので、

 

      他と比べなくても

 

      その人の中に変化という

 

      価値を見出すことができる。



    • 存在価値と繋がりを生む
    • 人間は、

 

      存在価値を否定されたり、

 

      繋がりが遮断されると

 

      自分らしく生きていけません。

 

      存在価値を感じるには、

 

      相手のことを

 

      思う・挨拶・感謝の3つ



    • 感情を伝える
    • 通常、

 

      出来事や行動したことを話すと、

 

      事実なので変えることはできません。

 

      なので、感情の会話をすると何をしたかではなく、

 

      どう感じたかを

 

      聴いたらり話したらりすることで、

 

      お互いを尊重し合います。



    • ○×より△◇
    • 正誤ではなく相違で物事を考える



    • みんな同じでみんな違う
    • 仕組みはみんな同じです。

 

      ですが、

 

      表現する道具が人それぞれ違います。

 

      なので、

 

      違いばかり認識すると敵対します。

 

      また、

 

      同じを強調しすぎると違いが気になり、

 

    違いだけ意識すると同じが忘れ去られてしまいます。

 

まとめ

応援思考を持つことで、
自分の中にフローな状態を作り、
心に安定を生みます。

しかも、
何か行動にすることはなく、
ただ思い・考えることで、
エネルギーになっていきます。

自分から始まった
フローが人を集め、
元気にし、
結果自分に
何倍になって還ることになります。

人類史上
もっとも難解な
問題である人間関係は、
他人に向けていた感情を
うちに向ける時間を
作る糸口になり、
本当の愛・信頼に繋がり
高質な関係を作れるようになります。

かといって、
1から2にするならいいですが、
無理に0から1、
マイナスから1にするのは
偽物の応援の力になるので、
ただ、今の感情を感じて、
1にしてから応援をしていくべきです。