たそ図書館

読書は好きですか

文章は短いと味わいが出る

今回読んだ本は
山口謠司著
言葉を減らせば文章はわかりやすくなる

今回の本から得たこと

  • 情報量を減らすと文章は短くなる
  • 知っている言葉が多いと
    文章を短くなる

こんな人にオススメ

  • 内容がわからなくなる人
  • 伝わりやすい文章を書きたい人

感想

どうやって短くするかが書かれています。

文章を書くと
ついつい無駄な言葉を入れて
1文を長くしてします。

しかし、本当に必要なことは、
どれだけ自分の頭を整理して
伝えるかということだったのです。

書くことに抵抗のある人は
手始めに読むと必要な言葉が見つかります。

【目次】

はじめに

文章を短くする理由は情報を減らす事です。

単純明快な文章は、
相手に伝わりやすくなります。

そして、シンプルな文章のメリットは、
要点が見つけやすいことです。

契約書など長い文を
見せられたら全部読みません。

一文ずつゆっくり読めば
わかるかもしれません。

しかし、量に圧倒されて諦めてしまいます。


削るところがわかれば短くなります。

無駄な言葉や余計なものを探せばいいのです。

書く前に

そもそも書くことは
決まっているかがポイントです。

伝えたいことが決まっていないと
上手く文章を書けません。

伝えたことが明確にできないと
ダラダラと長く書いてしまいます。

伝え方が上手い人の特徴は、
思考を上手く文章化が可能です。


思考の整理の最適な方法は、
2つの軸を立てること
です。

2つの軸を使うと、
漠然と考えていることが
明確にすることができます。

漠然とした状態だと具体性がないので、
文章化しづらいのです。


2つの軸を作るのは
簡単なことではありません。

はじめのうちは
1つ1つの軸をイメージするのは
難しいかもしれません。

大まかなゴールを決めて、
情報を集めていくといいいでしょう。

集めた情報を紐付けることで、
考えは明確になります。


1つの軸が明確なったら
思っていることを全部出すことも大事です。

集めた段階では、どれも必要に感じます。

重複したり、必要のないものも
含まれているからです。


必要なものが見えてきたら
準備は満タンです。

文章を書く方法

準備ができたら実際に書く段階です。

書き始めてからも
乗り越える問題が出てきます。

乗り越える壁と理由をお伝えします。

書けない理由

多くの人は、
書くことに苦手意識を持っています。

人を感動させる文章を
書かないといけないとか

短時間で量を作らないとか
思ってるかもしれません。

とりあえず書いてみるしかないのです。


なんでも練習して、克服するしかありません。

躓いたから終わりでは、成長しませんよね。

プロの選手たちも
最初から上手くできなかったはずです。

素人が同じようにできたら
苦労しません。


”書きたいイメージは頭の中にあるのに”
と悩みます。

表現する言葉を
持っていないから起こります。

手持ちのカードが少ない状態で
戦うのは無謀です。

核心をつく言葉が使えないので、
周りをウロウロすることに
なってしまいます。

長くなる理由

書き始めたら次に起こるのが、
1文が長くなってしまうことです。

原因は大体5つに分類されます。

  • 情報を詰め込んでしまう
  • 断言しない
  • ネガティブな表現をする
  • 馴染みのない言葉を使おうとする
  • 同じ言葉を使う

を意識すると短くなります。


情報の多い文章を
全部理解している人は少ないです。

契約書や取説を全部読みますか?

途中で何が書いてあったか忘れています。

情報が散りばめられている分
情報を集めるのが大変です。

伝わりやすくする方法

文章を書くにも型が存在します。

文章の基本は5W1Hです。

意識することで
伝える情報が明確になります。

他にも状況も伝えることが可能です。


内容が明確でも
順番を間違えると思惑通りに伝わりません。

伝えたいことから先に述べること重要です。

結論から伝えているから
次の文章の改良がしやすいです。


言葉のリズムは重要になっていきます。

数を区切って話すとテンポが良くなります。

日本のリズムの基本は
57調
75調です。


57調は強い印象を与え
75調は優しい雰囲気を与えます。

短くする方法

書き出した情報を
短くする方法はたくさんあります。

  • 1文一要素に絞る
  • 主語と述語を近づける
  • 文章の表現を変える
  • 数字はイメージで伝える
  • 1文丸ごと削除する

などが挙げられます。


文章表現は難しいですが、
心がけておくポイントは、
文章を書くときと話す時では、
言葉の使い方が変わります。

適した言葉を使い方をするのがベストです。


また、日本人は遠周りしたがります。

断言した方が
手っ取り早く伝えることが可能です。



書き出したものを削るのは、
辛いものがあります。

しかし、大概は消してもいいものです。

悩んだ時は4つのポイントを見直すと削ることができます。

  • 意味の重複
  • 接続詞
  • 読点
  • ”と”と”て”から始まる言葉

です。

意識しないと
使い続けてしまうものばかりです。

まとめ

文章を書くことに
逃げても上達することはできません。

とにかく書いて慣れていくしかないのです。

思いついたことを一旦書き出して、
考えていることを全部出す必要があります。

全部出すことで、
関係性や必要性が見えてきます。

残ったものを中心に
考えていくのがいいでしょう。


伝える力とは、
要約力と言ってもいいでしょう。

文章の情報を少なくすることで、
伝わる確率は上がります。

無駄な部分を削り、
削れるところは削ることで
情報が炙り出されます。


いい文章をいきなり書こうと思わず、
再構築することで、文章は作れます。

まずは書き出してから考えればいいんだ


今回読んだ本は
山口謠司著
言葉を減らせば文章はわかりやすくなる

でした。