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知識を知恵に変えて活用する   

今回紹介する本は
上田正仁著
考える力の鍛える方

 

 

今回の本から得れたこと

  • 考える力の鍛え方とは
  • 優秀さの尺度は何によって決まるのか
  • これからの時代を生き抜くには

こんな人にオススメ

問題に対して答えが出ない人

【目次】

はじめに

優秀の尺度とは、
どのように区分されるのでしょう。

高校までは、
一通り答えが決まっている
問題を短期間で
解き抜く力がある人が
優位に経ちました。

しかし、大学では
要領よく学ぶ学習法から脱却して、
自分で問題を考える力が必要です。

そして社会に出ると、
さらに独創的なアイデア
見つける力が必要になります。


ですが多くの人は、
自ら新しい問題を
見つける方法が見つからず、
絶望してしまいます。

しかし今回の方法を利用することで、
独自の問題を
見つけることができるでしょう。

考える力とは

優秀さは
各段階によって尺度は変わってきます。

なので、
考える力は
頭の良さとは異なるものです。


試験で良い点を取るためには、
限られた時間内で
多くの問題を
正解する能力が必要になってきます。

答えが決まっているので、
正しい手順に沿ってくと
答えに辿りつきます。

このマニュアル的な能力は、
実社会でも必要なものです。

企業の中にもたくさんのルールがあり、
そのルールを社員が守らないと
会社は成り立ちません。

例えば、
チェーン店の飲食店の
同じメニューを食べて
食材がたらなかったら
モヤモヤしますよね。

そのため、
頭の良さは
試験という形で成果が見えるので、
ルールや枠組みがはっきりした世界では
いい評価がされます。

しかし、
創造性を発揮し
新しい何かを生み出すことは
難しいです。

決まった答えを出すため、
先入観が邪魔をして、
創造力を奪ってしまいます。

そんな非効率に見えることでも
考えることでしか生み出せない
価値発見は無限にあります。


そのため、
考えるというものは
外部から成果が見えづらいものです。

ですが、
画期的なアイディアを得るために
深く長く考え続けることが
必要になってきます。


そして、
これからは
創造する力が必要
です。

戦後、
先進国に追い抜くという
ゴールがあったため
システムが整備されました。

その結果
マニュアル時代に
突入して行きました。

ですが、
現在はマニュアルでは
解決できない問題で
溢れてしまいました。

そんなマニュアルだけでは
乗り越えられない社会では、
本当の意味での考える力を鍛え
創造する力を身につけることが必要です。

ですが、
多くの人は、
生まれつきの天才だけができることだ
と思っています。

しかし
意識的な訓練をすることによって
誰でも身につけることが可能です。

この二つは
表裏一体の能力で
考える力がなくては、
創造する力は成立しません。

考える力 創造する力
問題の本質を
見極める力
答えのないところに
独自の答えを
編み出す能力
諦めずに
考え続ける能力
独自の方法で
解決に至るまで
やり遂げる能力


また、
考える力を養うには、
下準備が必要です。


いきなり
難しいことが始まると
身構えないでください。

やることは
無意識のうちに
興味をもった疑問を
メモに残すことです。

人は誰しも
漠然とした思いついたことを
すぐにどこかにいかせてしまいます。

その問題に真正面から向き合うことで、
想像もしなかったアイディアが
生まれるでしょう。


そして
創造する力は
3つの要素で作られています

この3つを高める説明して行きます。

問題を見つける力

この力は
解く力よりも重要になって行きます。

社会にでると
問題を出してくれる
出題者がいるとは限りません。

そのため、
社会で高く評価される人になるには、
やるべき課題を
自ら見つける人材

です。


この力を身につける極意は、
対話の積み重ねを通じ
問題意識を
煮詰めていくこと

です。


しかし、
同じ思考を繰り返してしまい
答えが出ないことがあると思います。

これの原因は
そのままにしてしまうので、
堂々巡りを繰り返してしまいます。

結論が出ない時は、
なぜその問題を考えることにしたのかの
出発地点に戻って
ゴールを眺めると良いです。

これをすると
道筋が見えやすくなり、
ゴールに向かって進むことができます。


行き詰まった時こそ
高い確率でアイディアが浮かんできます。


また、
繰り返し考えてしまう時には、
分からないが存在します。

この分からないも
3つの種類に分類すると
自分のいる場所がわかります。

  • 事実を知らない
  • 答えが分からない
  • 何が分からないのか分からない

です。

事実を知らなければ、
調べてみれば解決できます。

答えが分からないのは、
問題を分析する力が必要になります。

この過程をやっていくと
何が分からないのかが
クリアになっていきます。

しかし
何が分からないのか
分からない状態こそが
厄介で重要です。

この状態こそが
あなたの本当に
解決しないといけない問題です。

残った問題に
意識を集中することで
解決の糸口が見使っていきます。

解く力

問題を創造できても
その問題は
答えのないものなので
自分で解く方法を
編み出さないといけません。

”今まで答えのないものを
作るなんて無理だ”と
諦めないでください。

複雑すぎて
どこから手をつけていいか
分からないくても問題は、
多くの要素が
絡み合って構成されています。

なので
解決可能な要素に分解して、
解決可能になるまで
問題を小さく分解していきます。

そうするとまた、
分からないの分類ができるので
大概の問題が対応できるようになるのです。


数学の問題を思い出してください。

試験に出る長文問題を読んだだけでは、
お手上げですが、
分解していくと
何を求めている問題か
わかっていきます。


こうすることで、
分析的な態度が身につき
状況が見え直感が冴えていきます。


問題に取り組む際に、
2つの方法があります。

  • ゴールに向かって一直線
  • 回り道をする方法

です。


直線的に
ゴールを目指すと
効率よく見えますが、
先見の名が必要になってきます。

組織にある
理念や訓示などが
こちらのタイプです。

迷っても
目標にアプローチすることができます。

ですが、
個人で動くときに
直線的だけでは壁にぶつかります。

その時は、
好奇心の赴くままに動くこと必要です。

一見非合理で
非効率に思われるかもしれません。

しかし
縛れない自由な発想を
得ることができます。

こうすると
広い視野と柔軟な視点で
斬新な発想を生む訓練となります。


また、
解くときに
注意しないことがあります。

それは、
つもりにならないこと
です。

思い込みが原因で
隠れた真実に
気づくことができなくなりす。

なので知っているだけでなく、
それを使っていかないといけません。

諦めない人間力

100回のエラーを繰り返せる人だけが
正解に辿り着けます。

長い時間試行錯誤するには
諦めに人間力が必要です。

2,3度挑戦して
失敗したからと行って
諦めてしまっては、
失敗したことから
学ぶことができても
表面的なことしか理解できません。

失敗をしても
へこたれず何度でもトライすることで、
問題の本質が煮詰まりやすく
正解を見つけることができるでしょう

まとめ

考える力は、
問題に対して
諦めない人間力もち
創造する力を養うことで
鍛えることができます。

またこれからの日本は
災害や厄災によって
破壊の時代から想像の時代に
向かっています。

そのために
今まで作られてきた
マニュアルにとらわれてはいけません。

なので、
過去のマニュアルは
捨て去るのではなく、
参照として活用することができます。


そして
情報はこの時間にも
たくさん世界には流れています。

そんな情報の裏に隠れている知恵を
見つける作業が必要です。

そのために
流れている情報としての知識の意味を考え
自分の中の地図の空白の部分が
見えてくるはずです。

その知識を仕分けし
分からないの分類で
分からないことを確認し続けることで
あなたの本当の質問が見つかります。

ですが、
考え続ける作業には
苦痛が伴います。

そんな時に
投げ出さずに
コツコツと作業を行うと
ブレークスルーはすぐそこです。


新たな創造の時代を築くため、
失敗を恐れず、
様々な状況の変化に
対応できる考える力を鍛え、
それを支える
諦めない人間力を身につけるように
日々努力を積み重ねていくべきでしょう  

 

上田正仁著
考える力の鍛える方でした