将来のお金は長期投資で行う
今回紹介する本は
中野晴啓
つみたてNISAはこの8本から選びないさい
はじめに
つみたてNISAとは
投資信託の積み立て投資を前提にした
非課税制度です。
通常の投資信託・株は
利益の20%税金がかかるのに対して、
最大20年税金が
かからない積み立て投資信託です。
また、
1年間の最高利用額は
40万円(月に33,000円)
まで可能となります。
そして、
預金と比較すると
定期預金を
33,000円×12ヶ月×20年=792万円
この時、
金利0.01%の利回りだと、
7,839円-1,568円(税率20%)
のリターンしか返ってきません。 (計算参考)
ですが、
平均6%の非課税で利まわしを
計算すると約1,504万円にもなる。
購入できるのは162本で、対象となるのは
の3種類
3種類の投資方法
- 大勢の人からお金を集め、
- 投資・運用によって得られた
- 利益を換言する仕組み
関連会社 | 内容 | 税率 |
---|---|---|
販売金融機関 | 投信を販売する場所 | 購買時手数料 購入時に2,3%取られるs |
投資運用会社 | 投信を運用する場所 | 運用管理費用 売るまで毎日年率0.2~0.3% |
信託銀行 | 株や債券の売買や管理をする場所 | 信託財産留保額 解約する際に 0.3%程度 |
結果:
多くの手数料が取られる
- ファンド・オブ・ファンズ 様々な投資信託を組み入れて運用するタイプ
メリット | 高い分散投資効果が期待できる | たくさんの分散投資している ファンドにより分散投資する |
注意点 | 運用管理費用率が 無意味に高く設定されている |
意味のない分散投資を行っている |
- つみたてNISA
購入時手数料 | 運用管理費用 |
---|---|
ゼロにした 投資信託のみ対象 |
指定インデックス投信で0.2~0.6% アクティブファンドで1%前後 |
- 結果:
- 購入は
直接販売している
- ところで決める
2種類の運用スタイル
メリット | デメリット | |
---|---|---|
アクティブ運用 | コストが安い 長期的に見ると強い |
市場平均への 連動を目指す 負けない競わない 市場の波に乗る |
インデックス運用 | 市場平均 プラスアルファの 運用成績を目指す 目標値に勝つように 運用する |
コストが高い 長期的に見ると弱い |
アクティブ運用とインデックス運用の
組み合わせは
半々くらいが
ちょうど良い
どうしたらお金に
困らない人生を
手に入れるのか
これから人生100年時代に入り、
経済的な準備をするには
長期投資がオススメです。
つみたてNISAは、
まとまった資金がなくても参加できます。
今までは
預貯金をすれば、
お金が増えていた時代ですが、
これからも少子高齢化で
ますます人口が減ることで、
経済が成長しない→
資産需要が低い→
金利が低い
=預金しても増えないままに
なっていきます
つまり
預貯金だけで
資産運用するのは
リスクが高い
また、
長期投資のイメージは
実体経済にお金を働きに出すことが
本物の投資をすることと同じです
そして、
本物の投資は時間が重要になってきます。
何より、
経済成長する限り長期投資は負けない。
ですが、
長期投資は我慢が大事になっていきます。
下降が続けば、
諦める原因になるので、
浮き沈みが激しい株式は
精神衛生上最悪です。
なので
値動きの
少ないもので
積み立てる。
そこで、
経済的に安心できる人生を送るには
分散投資・長期投資に向いた
投資信託を少しずつ買うようにしましょう。
投資信託が向いてる2つの理由
- 少額投資でも
十分分散投資ができる - 専門家が運用してくれる
が挙げられます。
積み立てNISAが
最強な理由
投資の資産形成を重視するには、
長期・積立・分散が必要になります。
長期・積立・分散と
短期・集中・一括を比較すると
長期 | 短期 |
---|---|
20年の運用だと 元本割れのリスクが減る |
5年の短期だと 元本割れのリスクもある |
積立 | 一括 |
安い時普段より 多く買うことができる |
底値と高値の基準が わからない |
分散 | 集中 |
価格変動リスクを軽減 | 下落リスクをモロに受ける |
となります。
ですが
5つ注意することもあります
- 非課税枠が余っても繰越ができない
- 非課税枠は消化復活しない
- 分配金を再投資した分も
新規の買付金額にカウント - 投資対象商品が限定されている
- 税制面
こちらを守り、
またファンドの入れ替えも考えましょう。
すぐにと言うわけではなく、経過を見て
成績が振るわないものを持っていても
損したり、取引中止など
利益が出ないこともあるので、
優秀なものに変えることもしていきます。
投資信託を選ぶ
3つの大事なこと
- 買いたいものから
どこで買うか決める
何か買う時、
- 欲しいものを決めて
- から店を選ぶと思います。
- 信託口座も同じで、
- 今使っている銀行などで
- 選んではいけません。
- それは、
- つみたてNISAの全商品を
- 全ての金融機関でも
- 扱ってるわけではないので、
- 買う場所は大切です
- 投資先は国際分散 資産運用のリターンは
- 資産分配できまります。
- 長期投資で
- 経済が成長するところへ投資して、
- 増やしていくには
- バランスよく買う必要があります。
- ですが、
- 為替ヘッジを気にしていけません。
- 長期的に見ると為替は
- 円安・円高を繰り返して
- 平均値が取れるようになっているからです
- ランキングは当てにならない 雑誌などで
- ランキングを載せて、
- どのファンドが
- 注目させたり参考にさせようとしますが、
- 参考材料にはなりません。
その理由を見ていきましょう。
- 人気ランキング 現在の純資産残高や資産流入額で決まります。
- ですが、
- 順位が落ちていってる信託は注意です。
- それは、
- ランキングが下がる →解約によって資産が流出してる
- からです。
- 運用成績ランキング 今を終点として、
- 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、3年
- と遡って基準価額の動きを示した、
- の上昇しているものが上位にきます。
- しかし
- 一定期間に大きく値上がりした
- 投資信託はその後下落していきます。
よってこのランキングの評価は
将来のリターンを保証するものではありません。
なので、つみたてNISAを買うなら
分散投資の
バランス型ファンド
一択です。
投資信託選択基準6選
この6つの基準を
クリアしている信託が
長期信託に向いています。
まとめ
人生100年時代で
今の生活も大変ですが、
将来のことを
考えるとより不安を感じます。
不安を払拭するために
自分でお金の勉強は大切です。
投資と聞くと
お金に余裕がある人だけが
やるものだと思っていましたが、
このつみたてNISAなら、
少額からもでも始めることができます。
月の収入から無理なく
捻出できる範囲で運用可能なので、
最初ハードルが低く感じました。
そして、利益や損益がでた時には、
最初に設定した配分比率に
できるだけ合わせるように調整していきます。
割合としては、
株式投資信託:債券投資信託=5:5
がちょうど良いでしょう。
今回の本の要約