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読書は好きですか

情報編集力が生存戦略になる

 

 

今回紹介する本は
藤原和博
10年後、君に仕事はあるのか?


今回の本から得たこと
  • 雇われる力は情報編集力で決まる
  • 成熟社会の生き方は
    仮説を立てて試行錯誤する

 

こんな人にオススメ
  • 教育機関に勤務している人
  • 子育てで考えている人

 

感想

タイトルの答えとしては、
AIが発達しても想定外の事態には
人間しか対応できない。

つまり、考える作業を
辞めてはいけないということです。

人生の決まっている人は、
多くて10%以下しかいません。

普通の人の戦略は
土台に人間としての基礎である。

忍耐や精神力といった
経験によって積み重ねの強化が大切です。

その上に
基礎学力と予定不調和から
イマジネーションが成り立ちます。


成熟した社会に生きるには、
他人からの信任と共感を
どれだけ集めたかが重要になてきます。

目の前の1人に対しての態度が
全体を決めると言っても
過言ではないでしょう。

目次

 

はじめに

今の世代の最大の悩みは、
モデルとなる大人が
近くにいないということです。

原因は3つあります。

  • 体験した標準的な人生モデルは
    追求できない
  • スマホと繋がったネット世界の広がり
  • 人生の長さが決定的に異なること

です。
これらによって
世界観・自分観・人生観が
変わってしまったので戸惑います。


この10年でAIの急激な成長によって
人間の仕事が奪われてしまうか心配です。

AIと共に生きる世代は、
考える作業は欠かせません。

自分で考えて、
AIを動かす知恵がないと
いけないということです。

なのでより我々は
人間らしくなっていくと予測されます。

これから
身につけておきたいこと

人間は3つの力で形成されています。

  • 基礎的人間力
  • 情報処理力
  • 情報編集力

です。


基礎的人間力は、
土台になる部分です。

忍耐力・集中力・精神力・持久力などを
指します。

様々な経験によって
積み重ねことで強化することが可能です。


作った土台の上に立つのが
情報処理力と情報編集力です。

情報処理力とは、
基礎学力のことを指します。

問題が起きた時に
早く正確に処理するときに活躍します。

問題が起きても
基礎知識がないと
視点が低く解決することは
ほぼ無理です。

人として知見を高めるにも
基礎学力は最低条件になってきます。


情報編集力は、
勉強だけでは測れません。

意見を表現するときなど
正解があるとは限らない場面で
問題を解決します。


戦後からの日本では、
情報処理力を鍛えることが
正しいとされてきました。

欧米に追いつくことが目標だったからです。

目標のために頑張ってきました。

1998年に成熟した社会になった日本では、

一人ひとりが仕掛ける時代になりました。
今まで通り
周りと同じことをしていては
価値が下がる時代になりました。


情報編集力が
必要な時代になってきます。

情報編集力を鍛えるには、
予定不調和から学ぶことが必要です。

身近なものでは、
bレゴ遊びが有効です。

ゴールを決めて初めても
作っている途中で
想像と違うものに変化していきます。

イマジネーションを育むことで
伸び代を作ります。

雇われる力の鍛え方

仕事ができる人の
特徴にもつながります。

仕事ができる人とは、
正解のない問題を解決できる人です。

何もないところから作るので
戦略性も育めます。


解決する力を得ただけではいけません。

人に信任されて共感される力も必要です。

仕事をする時には相手が存在します。


第一印象である人柄によって
仕事を一緒にするか決めます。

認めてもらうためにも
目の前にいる人に
真摯に向き合うことで
信任を得ることが可能です。

高めるには3つの方法があります。

  • 挨拶をする
  • 約束を守る
  • 人の話を聞く

ことです。

学校でよく言われる
この3つが基本によって
信任できるかを判別します。


信任を急に得ることはできません。

ですが信任が高くなれば、
応援団がつき
資金の援助を受けることもでき
エネルギーが生まれ集まっていき
夢が現実になる可能性が上がります。

まとめ

これからは、
コミュニケーション力が必要です。

世代を超えた
コミュニティに参加することで、
コミュニケーション力は向上します。

人生100年時代では、
1個のコミュニティだけでは
生きていけません。

コミュニティの掛け算こそが
生存価値を高める手段になります。

縦社会の競争で
トップを狙うのはほぼ不可能です。

複数のコミュニティでの
経験・知識が被ることは
ほとんどありません。


これからのライフデザインは、
手数を増やして
経験値を高めて
自分に付加価値をつける
ことが生存戦力になっていきます。


急がば回れで、
金儲けより信任を優先することで、
成熟社会を生き抜く


今回紹介する本は
藤原和博
10年後、君に仕事はあるのか?
でし